よくあるご質問
設備時計について
- 「設備時計」とは何ですか?
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腕時計や家庭用の掛時計や置時計とは異なり、主に学校や病院、官公庁、商業ビルなどの大型施設や駅、空港などに、時刻インフラの一部として設置される時計設備の総称です。設備時計にはさまざまな種類がありますが、主に下記に分類されます。
- 【親子時計(有線式)/タイムリンクプロ(無線式)】
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親子時計は、1つの親時計で複数の子時計駆動や時刻同期を行う時計設備です。別名「電気時計」とも呼ばれます。一定の間隔(1秒・30秒など)で親時計から子時計に電気信号が送信され、子時計の運針を行います。また、親時計にプログラムタイマー機能が付属したプログラムタイマー付親時計もあります。
タイムリンクプロ(無線式)は、有線式の親子時計には配線不要の導入のしやすさや子時計の増設が容易であることから、学校、病院、工場などで採用されています。
- 【プログラムタイマー】
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系統別に分けた機器(チャイム、音楽、照明、空調等)の電源の入・切をあらかじめ設定した時刻に行うための時刻信号発生装置です。プログラムは1分単位で設定可能で、年間を通したプログラムの設定以外にも、ある特定の期間(夏休みや試験期間など)や特定日(祭日)だけの設定ができます。プログラムタイマー機能と親時計機能が一体になったプログラムタイマー付親時計もあります。
- 【デジタルクロック】
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時・分を数字で表示する時計です。時刻の読み取りやすさに特長があるため、空港や駅などで多く利用されています。単独で使用するほか、親時計との接続により、子時計として使用する場合もあります。
- 【アウトドアクロック・モニュメントクロック】
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公園やゴルフ場、学校などの屋外に設置されるポール型または壁掛型の時計です。太陽光をエネルギーとして駆動するソーラー式とAC100Vを使用する交流電源式があります。時計の大きさはø550~ø1000が主流で、夜間には時計の文字板が光る内部照明付や温度表示器を取り付けたものもあります。これらの時計をモニュメントの一部に組み込んだり、ポールデザインに意匠を凝らしたものをモニュメントクロックと呼びます。
- 【塔時計/花時計】
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「塔時計」は、建物の壁面や塔屋を文字板として利用し、指針や時分を表す文字や目盛りが露出したダイナミックな屋外大時計です。銀座和光やロンドンのビッグベンなどが有名です。「花時計」は公園や広場の花壇を文字板に見立て、四季折々の花々により多彩に変化する華やかさが特長です。いずれも強風や豪雨への耐えられる材質や設計であることが重要となります。
- 【からくり時計】
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観光地や商業施設などのシンボル的な存在として設置されることが多いからくり時計は、その土地の風土や祭り、伝記などを取り入れたオリジナリティのある演出が特長です。フルオーダーメイドによる製作となるため、構想から完成まで数ヶ月から1年程度必要となります。
- 時刻修正にはどんな方式がありますか?
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時刻修正方式についてをご覧ください。
- 時計の大きさと視認距離について教えてください。
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時計を設置する場合、目視する位置からの距離に応じて適切な大きさを選択する必要があります。一般的に、学校の教室(10~20m)でø310、会議室(20~40m)でø400、プール(約50m)でø550、公園や校舎(100m以上)ではø700以上が適切な大きさとなります。
親子時計(有線式)について
- 親時計~子時計間の信号線の太さについて教えてください。
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目安となる信号線の太さは親時計から子時計までの距離と子時計の台数によって異なります。詳しくは、下記の表を参考にしてください。
- 既設の親時計が他社製ですが、子時計は動きますか?
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DC24V、30秒有極信号を送出する親時計であれば、当社製の子時計を駆動させることはできますが、システムとしての信頼性、安全性の面から、親時計も併せてセイコー製に更新いただくことをおすすめしております。(DC3.6Vで駆動する大型子時計には専用の抵抗アダプターが必要です。)
USB式プログラムタイマー(付親時計)について
- USBメモリの指定はありますか?
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製品に付属のUSBをご使用ください。万一、紛失してしまった際には、市販のUSBメモリで代用できる場合もありますが、機種によっては使用できないことがありますのでご注意ください。
- チャネル1は動作するが、他のチャネルは動作しない。
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上記のご質問については、こちらをご覧ください。
- USBからのプログラム読み込みができない。(エラー21、22)
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上記のご質問については、こちらをご覧ください。
- プログラムを変更したのに動作が変わらない。
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上記のご質問については、こちらをご覧ください。
- 祭日には週間プログラムが動作しない設定をしたい。
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上記のご質問については、こちらをご覧ください。
タイムリンクプロ(無線式)について
- 電波時計とタイムリンククロックの違いは何ですか?
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電波時計とは、標準電波を直接受信し、時刻を修正する時計です。一方タイムリンククロックは、屋外の受信器で受信した標準電波を無線(特定小電力無線)化し、その無線を受信して一斉に時刻修正します。詳しくはこちらをご覧ください。
- 電波時計でも無線を受信できますか?
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タイムリンクプロの無線を受信できるのは、専用の「タイムリンククロック」のみです。電波時計では受信できません。
- 導入後に時計を追加することはできますか?
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中継器やタイムリンククロックの増設により、自由に使用規模を拡大できます。
配線工事が不要なので、タイムリンククロックの移設も可能です。
- タイムリンクプロは既存の有線式親子時計と一緒に使用できますか?
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タイムリンクプロは単独での導入はもちろん、有線式子時計との接続もできます。
アウトドアクロックについて
- アウトドアクロックの選び方を教えてください。
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形状、駆動方式、大きさ、材質、文字板...など、さまざまなラインナップをご用意しています。
詳しくは記念品・寄贈品ページをご覧ください。
- アウトドアクロックの前面にガラスではなく、ポリカーボネートを採用しているのはなぜですか?
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従来のガラスは、破損した場合に鋭利に破損し、ガラス片が落下した際に多くの危険を招く可能性がありました。また、強化ガラスは普通のガラスより強度が2倍になり、普通ガラスに比べて鋭利に破損しない為、落下しても人的被害は普通ガラスより抑制できますが、破損することに変わりはありません。一方、ポリカーボネートは強化プラスチックの為破損の可能性は少ないということから、より割れにくく、耐熱性、耐久性に優れています。そのことより、安全性と軽量化を実現した「ポリカーボネート」を採用しています。
- 時刻修正方法は「長波電波」と「NHK-FM電波」のどちらがおすすめですか?
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いずれの電波も受信できる環境であれば、どちらを選んでも修正精度は同じです。
「長波電波タイプ」はサマータイムに対応できるため、将来的に日本でサマータイムが導入された場合、手動での時刻修正が不要です。ただし、長波電波は設置場所や周囲の建物の影響により、受信できない場合がありますので、あらかじめ電波の受信状況を確認する必要があります。また、NHK-FM電波は設置希望場所でNHK-FMラジオを聞くことができれば受信可能です。
- 内部照明は、時間によって照明のオン・オフの制御はできますか?
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自動で点灯・消灯を行う場合は、別途自動点滅器(EEスイッチ等)の用意が必要です。
(ただし、駆動器AP-600は自動点灯・消灯機能付)
自動点灯・消灯機能を使用しない場合は、常時照明がついている状態となります。
- 鋼板・ステンレスの耐久性や寿命はどれくらいですか?
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使用環境により異なりますが、一般的な鉄・ステンレス製品と変わりありません。
鋼板製に比べ、ステンレス製は高価になりますが、サビ・塩害に対する耐久性が高いです。
- アウトドアクロックの設置までの流れを教えてください。
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標準品の場合、一般的に下記の流れとなります。
現場取付の内容としては、時計本体及び駆動器の取付、結線作業、設定・調整等です。
尚、ポール型の場合、ポールを設置するための建柱基礎工事があらかじめ必要となります。
スポーツタイマー(ST-306)について
- POWER スイッチを ON にしたが何も表示しない
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電池の容量不足かもしれません。バッテリーチェックを行い、赤ランプしか点灯しない場合は、電池を交換してください。
電池交換しても表示しない場合はFUNCTION(機能)の数字を確認してください。 一度 POWER スイッチを OFF にした後、用途に合わせ、FUNCTION機能一覧(取扱説明書P.42)を参考に番号を変更しPOWER スイッチを再び ON にしてください。
※POWER ONの状態で番号を変更しても機能は変わりませんのでご注意ください。
※加算・減算で使用する場合は、FUNCTION「00」となります。
- FUNCTlON(機能)番号を変更しても、機能が変更しない
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機能の設定を変更する場合は、一度 POWER スイッチを OFF にした後、ファンクションスイッチを変更しPOWER スイッチを再び ON にしてください。
※動作中に番号を変更しても機能は変わりませんのでご注意ください。
デジタルタイマー(DT-40)について
- 電源スイッチを ON にしたが何も表示しない(表示が消えている)
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【ケーブルコネクタが抜けている】
電源アダプタに挿入するケーブルコネクタが抜けていることが考えられます。
電源アダプタにケーブルコネクタがしっかり挿入されているか確認してください。
【赤外線リモコンの「Disp. OFF」ボタンを押した】
赤外線リモコンの「Disp. OFF」ボタンを押すと、表示が消えます。再度、「Disp. OFF」ボタンを押すと、表示が元に戻ります。
【機器接続設定が親機(1)設定になっていない】
機器接続設定を親機(1)にしてください。
赤外線リモコンの「Connection(C)」ボタンを押すと、機器接続設定に入ります。子機(2~6)に設定した場合、リモコン操作ができなくなります。
※機器接続設定は1=親機で、2~6=子機設定になります。詳しくは取扱説明書のP.34~37をご覧ください。
- 赤外線リモコンの操作ができない(表示が変わらない)
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赤外線リモコンとタイマー本体のチャネルが合っていないことが考えられます。赤外線リモコンとタイマー本体のチャネルを合わせてください。
【チャネルの設定方法】
① タイマー本体のチャネルの設定
赤外線リモコンの「CH」ボタンを押します。
ボタンを押す度に、表示がCH0 → CH1 → CH2 → CH3 → CH4 → CH5 → CH6 → CH0 → CH1・・・・と切り替わります。
※CH0に設定すると、赤外線リモコン「1」~「6」の全てのリモコンのチャネルを受信することができます。
※タイマー動作中や設定中には、本操作は行えません。
② 赤外線リモコンのチャネルの設定
赤外線リモコンの「1」~「6」ボタンで、設定したいチャネル番号を押します。
※赤外線リモコン単体では、現在どのチャネルに設定されているかわかりません。本体と合わせて動作確認を実施してください。
- チャネルとは何ですか?
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デジタルタイマー(DT-40)は赤外線リモコンの通信をわけるチャネルが『6チャネル』あります。 例えば、体育館内に複数のコートがあった場合、コート(タイマー)毎に使用するチャネルをわけることで、リモコンの混信を防ぐことができます。
- 複数台を連動して使用することはできますか?
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デジタルタイマー(DT-40)は最大4台を連動して使用することができます。 タイマーを連動する際には、連動ケーブル(KT-041・80m/別売オプション)が必要となります。
エレクトロニックスタータ(PS-110/PS-110J)の互換性について
- PS-110のスタートピストル PS-78が故障した。
PS-110は生産を終了しているようだが、現行のPS-110Jのピストル PS-78Jと互換性はあるか。 -
PS-78とPS-78Jはコネクタの形状が異なるため、互換性がありません。
PS-78Jとボックス付ケーブル PS-81Jのセットでご購入いただくか、PS-110Jへの一式の更新をご検討ください。
修理・サポートについて
- アウトドアクロックがズレはじめました。原因は何でしょうか?
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ご購入もしくは前回のバッテリ交換から4~5年以上経過していませんか?
駆動器内蔵バッテリの寿命は約5年です。内蔵バッテリの劣化や駆動器、時計本体の老朽化により、時間が遅れたり、停止することがあります。詳しくは修理・サポートをご覧ください。
- 親時計が止まってしまいました。
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異常ランプが点灯していませんか?点灯している場合は、リセットスイッチを押すことにより、復旧することがあります。(リセットスイッチは、壁掛型は本体内部、パネル型は外部に付いています。)リセットスイッチを押してもすぐに異常ランプが再点灯する場合は、配線がショートしている可能性がありますので、配線チェックを行うか、電気工事店にご相談いただくことをおすすめ致します。
- 型番がわかりません。
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プログラムタイマー/親時計の場合、製品内部または側面に記載があります。(機種により異なります。)