時刻修正方式について
時刻修正方式について
製品ごとの時刻修正方式についてご紹介します。
設置状況や求められる精度によって、最適な時刻修正方式を採用してください。
長波 | FM | GNSS | テレホンJJY | |
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対象製品 |
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修正方法 |
長波(標準電波)で 日本標準時を取得 |
NHK FMラジオの時報(880Hz)を検出し修正 |
GNSS衛星経由で 協定世界時(UTC)を取得 |
公衆回線経由で 協定世界時/日本標準時 を取得 |
利用が可能な 地域 |
日本国内のみ | 日本国内のみ | 全世界 | 日本国内のみ |
時刻取得に 必要な物 |
長波受信器(屋外用) | FMアンテナ(屋内用・屋外用) | GNSS受信器(屋外用) | 公衆回線(アナログ回線) |
電波受信 できる場所 |
屋内は難しい 窓際で受信できる 可能性あり |
屋内でも受信可能 FMラジオが聞こえればOK |
見晴らしのよい場所 |
電波ではなく回線を使用するため、 場所の制限はなし |
時刻修正精度 | ±100ms以内 | ±100ms以内 | ±5ms以内 | ±1~10ms以内 ※機種により異なる |
ランニングコスト | 不要 | 不要 | 不要 |
必要 [通信費] 1日1回(20円程度)で30日=600円 [回線基本料金] 1600円程度など |
このような方に お奨め |
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導入例の多い 場所 |
官公庁・学校・病院・公園・駅・空港 他 | 放送局 他 |
詳しいご紹介
長波電波修正方式
情報通信研究機構が運用する原子時計に基づく正確な時刻情報及びカレンダー情報を搭載した長波(標準電波)を受信することで、自動的に時計の誤差を修正します。
一般的に「電波時計」と呼ばれる時計がこの方式です。長波(標準電波)は、福島局(周波数40kHz)と九州局(周波数60kHz)の2ヶ所から送信されています。
FM電波修正方式
NHK-FMラジオ放送の時報音(プップップッポーン)の「ポーン」を検出し、時計の誤差を自動修正します。
修正の際は、正時(X時00分00秒)の前後15秒間に時報検出機能を動作させ、正時報(880Hz)を検出し、自動的に時計の誤差を修正します。
GNSS電波修正方式
GNSS衛星から発信される電波を受信することで正確な世界協定時(UTC)を取得し、自動的に時計の誤差を修正します。
テレホンJJY方式
情報通信研究機構(NICT)が電話回線を使用して日本標準時情報を配信するサービスで時刻修正を行います。
電波の届かない建物内や地下などでも時刻取得が可能です。