施設のシンボルとして1992年に設置されたからくり時計が約30年の時を経てリニューアルされました。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフとしたこの時計は、定刻になるとメロディに合わせてジョバンニとカンパネルラの人形が登場、愛らしく首や手を振ります。四方向に開いた文字板の中で汽車が周回、作品に登場する「鳥を捕る男」「双子の星」「インディアン」といったキャラクターが音楽に合わせて動くしかけです。また、夜には、時計上部の天盤に美しい星座が輝き、一層幻想的な世界を感じることができます。今回のリニューアルでは、これからも長く愛される時計となるよう装飾などの再塗装の他、照明をLEDに変更し、内部の機構も再構築するなど新しい技術を導入しました。

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