カヌースプリント競技は、静水面で行い、200m、500mなどの直線コースをいかに早く漕ぎきるかを競います。競技には、進行方向に向かって両ひざをそろえ足を前に出して座り、両端にブレード（水かき）がついたパドルを左右交互に漕いで進む「カヤック」と、立てひざの姿勢で座り、片側にブレードのついたパドルで艇の片側だけを漕いで進む「カナディアン」の2種類があります。

カヌースプリント競技システムは、自動発艇システム、計時計測システム、リザルトシステム、大型LED表示盤／スコアボードから構成されます。

公益社団法人 日本カヌー連盟の公認メーカーとして、数多くの大会でオフィシャルタイマーを務めるセイコーならでの豊富な実績と高い技術力、競技を熟知したスタッフのノウハウを結集し、高精度なシステムで円滑な大会運営を実現します。

自動発艇装置、自動発艇装置操作盤、スタートピストルから構成されます。計時計測システムとの接続により、スタート信号を計時計測装置に送出して自動的に動作させることができます。

写真判定装置（スリットビデオ）は、スリットカメラ（メイン・サブ各1台）、PC（撮影用2台・判定用1台）、プリンタ、無停電電源装置等で構成され、自動発艇装置操作盤からケーブル接続でスタート信号を受信し、フィニッシュライン上の映像を撮影してタイムの計測、着順の判定を行います。また、リザルトシステムにオンラインで結果を送信します。

プリンティングタイマー、グリップスイッチ（全レーン分）から構成され、1レーンにつき1人の計時員がフィニッシュ時にグリップスイッチを押すことでプリンティングタイマーに信号を送り、タイム計測を行います。

超音波式風速計で1秒ごとに風向（8方向）・風速（0.1m単位）を計測し、リザルトシステムに送信します。

リザルトソフトを搭載したPC、プリンタ等で構成されます。レース前は、あらかじめ競技者情報を取り込み、スタートリストを作成します。レース中及びレース後は、計時計測システムからオンラインで送信されたデータにより、競技結果やランキング等を作成、帳票として出力し、掲示に活用できます。

リザルトソフトに搭載されたドロー機能（抽選会用プログラム）を活用し、レース順や班組を決定するための抽選会を実施できます。

大型LED表示盤やモニターによる競技の実況中継やリザルト表示により、観客及び競技者、大会関係者に臨場感溢れるレースの様子と競技結果をお伝えします。

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