プリント基板を自動投入・取出しで省人化を実現 「基板投入協働ロボット（CR-S1）」を発売
プレスリリース
2023/05/24
セイコータイムクリエーション株式会社（本社：東京都江東区／代表取締役社長：瀧沢観）は、さまざまな電子機器に必要なプリント基板の製造工程で使用される基準穴明機に自動で基板を投入・取出しできる「基板投入協働ロボット（CR-S1）」を2023年6月より提供を開始いたします。
製品の特長
① 基準穴明機の投入、排出を自動化
当社製品「多点振分式X線2軸穴明機（MMX-888Z）」（※）、及び「多点振分スピンドル選択式X線穴明機（MMX-888ZT）」（※）の基板投入協働ロボットになり、操作設定・登録等の作業を最小限に抑え、基板投入から穴明け、排出までの自動化を実現します。
※ 多点振分式穴明機：高精度なプリント基板の製造工程において、加工のズレなどを防ぎ、安定した品質を実現するために必要な基準ガイド穴を明けるための機械
② 省人化
これまで作業者が手作業で行っていた基板の投入作業を、本装置で代用することで省人化を実現し、人手不足、労働環境改善への対応、また経費低減にも貢献します。
平積み（ラックなどは応相談）された多層基板を1枚ずつ取出し、基準穴明機が基準マークを認識できる位置に投入します。基準穴明機で穴明け後は後方排出、または本装置により前方からの取出しが可能です。
③ 安全性
基板投入協働ロボットは人に触れた場合、安全に停止など、運転中の危険を防止します。
※ 国際規格 ISO10218-1：2011 適合の安全認証を取得済
また、オプションのエリアセンサを採用することで、駆動部と作業者との距離に応じた基板投入協働ロボットのスピード管理を行うこともできるようになり、さらに実用的な安全運用が可能となります。
基板仕様
被加工材
銅貼り積層板
投入可能サイズ
510×410mm ～ 610×510mm
板厚
0.1～3mm 基板状態により専用パッドの選定要
装置緒元
パスライン
940mm
装置サイズ
W540×D710×H1550(投入姿勢時) mm
重量
約150kg
入力電源
単相AC200V、2kW、50/60Hz
※ 本リリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。
※ 商品改良のため、予告なく外観・仕様等を変更する場合がございます。
販売開始日
2023年6月
なお、本装置は2023年5月31日（水）～6月2日（金）に東京ビッグサイトで開催される『JPCA Show 第52回国際電子回路産業展』に出展する株式会社ムラキのブース（東３ホール ３E-03）に展示いたします。
基板投入協働ロボット（CR-S1）に関するお問い合わせ
代理店 株式会社ムラキ
電子機器事業部 米澤
TEL：03-3273-7530
自動化装置全般に関するお問い合わせ
セイコータイムクリエーション株式会社
FA部 東海林
TEL：047-709-7320