旧スプリアス規格の無線設備(弊社タイムリンク製品)の更新について

製品情報

2021/12/09

平素より格別のお引立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
特定小電力無線を利用した弊社タイムリンク製品についてお知らせいたします。

総務省は無線機から発射される不必要な電波をできる限り低減させることによって、電波利用環境の維持、向上及び電波利用の推進を図るため、必要周波数帯の帯域外に発射される不要な電波の強度の許容値(スプリアス規格)を2005年に改正しました。

これに伴い、旧スプリアス規格の無線設備の使用期限は2022年11月30日までとされていましたが、今般の新型コロナウイルス感染症による社会経済への影響等を考慮した無線設備規則の改正により、2022年12月1日以降も当分の間、他の無線局の運用に妨害を与えない限り、お使いいただけるようになりました。

弊社タイムリンク製品が他の無線局の運用に妨害を与えたとの報告はございませんが、現在は新規格への移行期限を一時的に延長した経過措置期間であり、将来的には「旧スプリアス規格」適合製品から「新スプリアス規格」適合製品への更新が必要となる可能性がございます。お客様におかれましては、お早めに機器更新のご検討をお願い申し上げます。

旧スプリアス規格の無線設備(弊社タイムリンク製品)の更新について

スプリアスとは?

スプリアスとは、無線設備から発射される電波のうち、通信に必要な所定の周波数を外れた不要な電波のことをいいます。スプリアスは、他の機器の電波障害の原因となるため、電波法によりその強度が制限されています。 強度の許容値の改正前を「旧スプリアス規格」、改正後を「新スプリアス規格」としています。

対象製品について

「旧スプリアス規格」の対象製品は以下の3製品です。SLR-201(長波受信器)およびWU-201(タイムサーバー用無線送受信機)は、生産時期により、「旧スプリアス規格」適合製品と「新スプリアス規格」適合製品がございます。SW-301(タイムリンクプロ中継器)はすべてが「旧スプリアス規格」適合製品となります。

  • SLR-201(長波受信器)
    SLR-201(長波受信器)
  • SW-301(タイムリンクプロ中継器)
    SW-301(タイムリンクプロ中継器)
  • WU-201(タイムサーバー用無線送受信機)
    WU-201(タイムサーバー用無線送受信機)

※2006年8月以降に生産した製品は、「新スプリアス規格」適合製品となります。
※現行機種SW-302(タイムリンクプロ中継器)は、「新スプリアス規格」適合製品です。
※タイムリンククロック(子時計)は無線を発射しないため対象外となります。

確認方法について

SLR-201(長波受信器)およびWU-201(タイムサーバー用無線送受信機)は、各個体に貼付の工事設計認証(技術基準適合証明)番号をご確認の上、お問い合わせください。SW-301(タイムリンクプロ中継器)はすべて対象となります。

  • SLR-201およびWU-201(内蔵ユニットに番号が貼付されています)
    SLR-201およびWU-201(内蔵ユニットに番号が貼付されています)
  • SW-301(製品型番にてご確認ください)
    SW-301(製品型番にてご確認ください)

お問い合わせ先

本件についてのお問い合わせ及び「新スプリアス規格」適合製品への機器の更新につきましては、下記フォームよりお問い合わせください。

参考資料

スプリアス規格に関する詳細は、下記、総務省資料をご参照ください。